「とまと」の無意味で根拠のない空想話>第5回 - 戦争(1)
とまとに手紙
 
 
2012/12/15 更新
 
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        「 と ま と 」 の 無 意 味 で 根 拠 の な い 空 想 話


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  無意味で根拠のない空想話・第5回
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『戦争』 (1)

 

お久しぶりの「とまと」です。
ふと気が付いたら前回の配信から
3ヶ月以上経っちゃってました。
「月1回・全10回発行」って言ってましたが
「月1回」とか無理ですわ。まあぼちぼちいきましょう。
というのが前回、第4回の冒頭ですが
ふと気が付いたらその配信から
8年4ヶ月以上経っちゃってました。
てへ。

 

というわけで
ぼくはその間、8年と4ヶ月
しっかり歳をとりました。
前回27歳でしたが、今では35歳です。
「とまと」というハンドルネームは
「上井とまと」(うわいとまと)になりました。
ちなみに今もバイト生活。
出版はまだしてません。

 

さて、続きを書くにあたり
久しぶりに『空想話』を
だだーーーっと全部読みました。
気になるところがいっぱいあって
「なんじゃこりゃ〜〜」って感じですが
今はもう当時のままで残しておこうと思います。
昔の自分が書いたものを、いとおしいとも感じています。

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さて、今回は『戦争』です。
『戦争』ですが
『ミツバチ理論』の「後編」という位置づけです。
今回の第5回は
『空想話』全体のなかで
一番注意しないといけない
センシティブなところです。
ちなみに前回、冒頭で
「3ヶ月ぶり」と書いてますが
今回「8年ぶり」となるのは
なにか批判メールが来たとか
そういうことではありません。
ただただこれはぼく自身の
怠慢によるところです。

 

この『空想話』ですが
なかなか変わったサイトでして
8年放置している間も
メールがちらほらやって来ます。
年に2通ぐらいでしょうか。
勝手に来るメールなので、どれもが興味深いです。
ちなみに今は外してますが
アクセス解析サービスという
サイトを見に来た人数だとか
どこから訪問されたか、とかを、調べるツールがあるのですが
以前はGoogle検索で
「死ぬ」「怖い」「宇宙」とかで人がやって来てました。
我ながら変なサイトを作ってるなと思いました。

 

さて、8年ぶりとなるので
前回の復習をしておこうかと思います。
前回、ここで書いていたのは
『ミツバチ理論』というものでした。
ちなみにこの8年間で
考え方が変わっただとか
そういうことはありません。
今回の『戦争』と、そして次回の『オセロ理論』は
8年前から頭にあって
当時、彼女にその辺のことを話したことを憶えています。
成長してない、とも言えますし
完成していた、とも言えます。
まあどっちでもいいですが。

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前回の『ミツバチ理論』は
「ミツバチたちが蜜を吸う」という
彼らにとっての日常を普通に過ごしているだけで
じつはそれ以外の仕事
「花の花粉を運ぶ仕事」も知らないうちにやっている、と。
そういうようなお話でした。

 

表現を変えるならば
ミツバチたちは私利私欲をむさぼってても
しっかり花粉を運んでいる、と。
極端に言ってしまえば
そういう風にも言えるでしょうか。

 

さて、ここに
慎ましやかに生活をする温厚ミツバチさんがいます。
慎ましやかに、慎ましやかに、蜜もそんなに吸いません。
彼はまわりと調和がとれて
ミツバチ界では人気者。
人格者だと言われています。
しかし一歩外に出ると
花粉を運ぶ仕事においては
そんなに仕事をしていませんから
落ちこぼれ、ともなり得るのです。
ミツバチ界では「人格者」でも
外では「落ちこぼれ」になる、と。

 

その一方で
ミツバチ界では嫌われている強欲ミツバチさんがいます。
まわりのことなどお構いなしに
ひたすら蜜を吸っています。
「あいつ、ちょっと吸いすぎやろー、醜いわー」と言われています。
しかし一歩外に出ると
「きみはほんとに働くねえ、感心するよ」となる訳です。
この「ねじれ現象」は
ミツバチ界と、外の世界で
評価基準が違っているため
起こりえると言えるでしょう。
「評価基準がちがう」というのは
「価値観がちがうため」と言い換えることも出来るでしょう。

 

この、ねじれ部分こそが
『ミツバチ理論』の本質です。

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さて、1つ補足をすると
「ミツバチ界」と
「ミツバチ界の1つ外・1つ上の世界」ですが
これはどっちが正しいだとか、上というのはありません。
世界の種類が違うだけで
小さい世界だから、下。
大きい世界だから、上。
そういうものではありません。
視野が狭いほうが、下。
視野が広いほうが、上。
そういうことでもありません。

 

ネジと冷蔵庫、どっちが偉いか。というようなもので
ネジは、冷蔵庫の視点を持ってはいませんが
しかし
ネジがないと冷蔵庫は出来ません。
上下関係、主従関係ではないということです。
しかしここでは、これ以降も
わかりやすい表現のため
「ミツバチ界」と
「ミツバチ界の1つ外」「ミツバチ界の1つ上」で
進めていこうと思います。

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話を元に戻しますと
ミツバチ界では「人格者」でも
ミツバチ界の1つ外では「落ちこぼれ」になる、こともある。
ミツバチ界では「○」だったのに
1つ外では「×」になる。
ミツバチ界では「×」だったのに
1つ外では「○」になる。
なる、というか
そういうことも、あり得る、と。
この辺までが前回までのお話です。

 

しつこいですが、繰り返します。
ミツバチ界では「×」だったのが
ミツバチ界の1つ上では「○」と言われる、こともある。
ミツバチ界では「あいつ、強欲すぎるやろ」って言われていても(←×)
1つ上では褒められる。(←○)
これをミツバチ界で話すと
ミツバチは何と言うでしょう。

 

「あのー、みなさん、話があります。
 みなさんが悪く言ってる、こちらの強欲ミツバチさん。
 じつは上の世界では大変評価されています」
「すいません、なんでですか?ぼくら納得できません。
 だって強欲さんっていつも
 まわりと全然調和しないで自分勝手なんですよ。
 ぼくら困ってるんですよ」
「あー、まあ、そうですね。でもじつは強欲さん
 みなさんには見えないですが、いっぱい仕事してるんです」
「その仕事って、何ですか?」
「それはちょっと言えないです、言っても伝わらないですし」
「そんな、納得出来ないですよ。
 ぼくらにだって、知る権利が、あるはずだと思います」
「その気持ちはわかりますが…。
 しかしこれはみなさんには、伝わらないことなんです。
 言っても伝わらないんです。
 そしてそれは強欲さんも自分でわかっておられません。
 ミツバチ界のほとんどの人は、仕事のことを知りません」
「…………」
「でも、それは大丈夫です。知る必要はないんです。
 仕事のことは知らなくっても
 みなさんが生活してれば、すべては上手くいくんです」
「やっぱり納得できません。
 だって強欲さんってほんとに、自分勝手なんですよ。
 ぼくたち困ってるんですよ。
 出来ることなら強欲さんに改心してもらいたくて
 ぼくたち頑張ってるんです」
「あー、まあ、そうなりますね。
 強欲さんが改心したら、上の世界は困るんですが…」
「ええっ、どういうことですか!?」
「いえ、何でもありません、今の話は忘れてください。
 てゆーか、ぼく、そもそもここにやって来たらダメでした」

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今のこの会話では
ミツバチ界のミツバチたちに
「仕事は花粉を運ぶことだ」と
伝えることも可能です。
しかし
今は設定を、わかりやすくするために
ミツバチたちを使っただけで
話をわかりやすくするため
「仕事」も「花粉を運ぶこと」と
わかりやすくしています。
実際の「仕事」というのは
ミツバチたちに話したところで
何のことやら理解されない
多くの未知の概念やら、発想やらが必要となる
別次元のものでないか…と、ぼくは勝手に思っています。
ミツバチ界と、外の世界
ネジと、冷蔵庫の世界では
大きな溝があるのです。

 

ここで要素を加えます
ミツバチたちがやってる仕事が
1つだけとは限りません。
仕事Aが、花粉をいっぱい運ぶこと。
仕事Bが、他にあって
仕事Cも、他にあって
仕事が10個あるとすると
仕事Aを話してしまうと
(↑言っても理解されないですが)
仕事Dや仕事Fが、機能しにくくなるのです。
なので基本、ミツバチたちは
「仕事」のことは知りませんし
知る必要もありませんし
知るとややこしくなります。

 

勘のいいミツバチがいて
「ぼくらが存在してる理由は、花粉のためだ!」と辿り着いても
仕事B、仕事C、仕事Dには気付きません。
人間でも同じことで
仕事A、仕事Bまで辿り着いた人がいても
その先には理解できない仕事がたくさんあるのです。

 

仕事がいっぱいあるというのは
話がごちゃごちゃっとなるので
ここでいったん忘れましょう。
そして長くなってきたので
『戦争(1)』は終わりです。

 
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  「上井とまと」の編集後記
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『戦争(1)』でした。
『戦争(1)』というか
『ミツバチ理論』の復習、ですね。
長い間ほったらかしで
存在すら忘れていた、この『空想話』ですが
8年ぶりに続きの部分を書きたいなーと思いまして
今、カチャカチャと書いています。
この「書きたい熱」を逃すと
次に熱がやってくるのが、いつになるかわからないので
今回はなるだけたくさん更新したいと思います。

 
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  次回のテーマ
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次回のテーマは、『戦争』(2)です。
テーマはもしかしたら変わるかもしれませんが
相変わらず気ままに空想する予定です。
 
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◎ このコンテンツは特定の宗教などを批判するものではありません。
◎ なるだけ気をつけて書くようにしますが、何かあっても鼻で笑って
  見逃してもらえればと思います。
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  メールで議論とかになると、大変なことになっちゃいますので
  返信できないこともあります。でも、メールは楽しく読んでいます。
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【上井とまと】(うわい・とまと)
1977年3月3日大阪生まれ。奈良在住。2001年から日記(現在の『とまと
日記』)を書いている。2009年『メルマガ オブ ザ イヤー』審査員特別賞。
最近は奈良のラジオで相づちなども打っている。
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「とまと」の無意味で根拠のない空想話
編集・発行者とまと
発行者サイトhttp://www.tomatonokusou.net
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2012/12/15 更新
【4】 『ミツバチ理論』【6】 『戦争』(2)
 
「とまと」の無意味で根拠のない空想話>第5回 - 戦争(1)
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