「とまと」の無意味で根拠のない空想話>第4回 - ミツバチ理論
とまとに手紙
 
 
2004/07/30 配信
 
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        「 と ま と 」 の 無 意 味 で 根 拠 の な い 空 想 話


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  無意味で根拠のない空想話・第4回
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『ミツバチ理論』

 

お久しぶりの「とまと」です
ふと気がついたら前回の配信から
3ヶ月以上経っちゃってました。

 

「月1回・全10回発行」って言ってましたが
「月1回」とか無理ですわ。
まあぼちぼちいきましょう。
第4回は『ミツバチ理論』です。

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『ミツバチ理論』というのは
ぼくが勝手にひとりで言ってるだけなんですが
「ミツバチは花の蜜を吸いたくて
 いろんな花を飛び回りながら
 じつは花粉を運ばされている」
っていうあれです。小学校のときに習った。
あれがすごく面白いなと思うのですけど。

 

なにが面白いかというと
ミツバチの「知らないところで」物事が進んでる
機能してるってところでしょうか。

 

ミツバチは
「あ〜〜、蜜吸いて〜〜、今日も甘い蜜吸いて〜〜」
って思いながら今日も蜜を吸いに行く。
吸う。うまい。今日もうまい。
でもミツバチは自分が意識してないところで
「花の繁殖に一役かってる」わけですね。

甘い蜜、吸いて〜な〜〜

ミツバチがその辺のことを
どこまで理解してるかは知りませんけど
まあ足に何か付いてることぐらいは
さすがに知ってるとは思います。
ミツバチも馬鹿じゃないですから。

 

「蜜吸いに行ったら、いつも足に黄色いの付くわ〜」って。
話してると思います。
「でも俺らには、あんまり害とかないみたいよ」とも
話してると思います。
でも
「これは花粉というもので、どうやらここから花が咲くらしい」
「俺たちがそれを運ぶことで、花もどんどん増えてくらしい」
みたいなことは
あんまり知らないんじゃないかと。思うのですね。
今回はこの辺からが空想です。

 

まあ中には、勘の鋭いミツバチがいて
気づいてる奴もいるでしょうけど。

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この
ミツバチにとっては普通の日常生活である
「花の蜜を吸う」という行為が
じつは「花の繁殖」に繋がっている。
繋がっていると言うか
「花の繁殖」のために「蜜を吸わされている」
とも言えるわけです。

 

「花を繁殖させること」が
ミツバチにとっての「仕事」「役割」「使命」であって
「ミツバチが存在する理由である」とも言えるわけです。
ミツバチにも
いろんな「役割」「使命」があって
ぼくら人間には想像も出来ない働きとかも
いろいろあるかもしれませんが
話をわかりやすくするため
この点だけに注目すると

 

   「ミツバチが存在する理由」は
   「花を繁殖させるため」であり
   ミツバチは
   そんなことを知らなくっても
   毎日蜜吸って、普通に生きてりゃ
   知らないうちに
   「役割」「使命」を果たせるようになっている。

 

これが
ぼくがひとりで勝手にそう呼んでいる
『ミツバチ理論』です。
理論ていうほど大したあれじゃないんですけど。
そしてこの『ミツバチ理論』は
ミツバチだけでなく「人類」とか「地球」とか
あらゆるものに当てはまるんじゃないかなあと思ってます。

 

空想話の第2回 『ぼくらが存在する理由・宇宙が存在する理由』
「ぼくらが存在する理由(使命)とかは、知らなくたっていいと思う。
 ぼくらがわざわざ知らなくっても、今日もちゃんと機能してる」
というようなことを書いたのですけど
あれも一応『ミツバチ理論』の考え方で
人間(人類)が
自分たちの使命なんかを知らなくっても
日常生活を普通に過ごしているだけで
結果的には知らないうちに
花粉を運んでいるんだろうな、と。
そういうふうに出来てんだろな、と。
そういう話だったのですね。

 

だからぼくは
「自分が存在する理由」
「人類が存在する理由」
「宇宙が存在する理由」とかは
まあ知りたい気持ちもありますけども
知らないなら知らないで
問題はないと思っています。

 

なかには哲学者みたいな人で
人類の「役割」「使命」にたどり着いたという人も
少しはいるかもしれませんが

別にそれを知ったところで
「使命」を果たすために、実際にやることと言えば
結局は
「日常生活を普通に送ること」
「今日も花の蜜を吸うこと」
になるので
知らなくってもあんまり支障はないわけです。
(だからと言って、その哲学者がやってることが
 無意味かと言えばそうではなくて
 そこにはまた別の価値が存在するとは思います)

 

もちろんミツバチの世界にも
哲学者はいるだろうし
「今日も花のために、花粉運ぶぞ〜〜!」って
張り切ってる奴だとか
「そんな使命なんかのために、生きていくん嫌や
わ〜」って
蜜を吸うのをやめる奴とか
「花粉運ばんと蜜だけ吸お〜〜」って
上手いこと吸ってる奴とか
いろいろいるとは思います。

意地でも花粉は運びたくない

そんな『ミツバチ理論』ですが
ぼくが一番面白いなと思うのは
「自分勝手に、わがままに、毎日蜜を吸ってる奴が
 じつは一番花の繁殖に貢献している」
という点です。これがすごく気になるのですね。

 

この「自分勝手なわがまま野郎」は
ほかのミツバチたちからも
「あいつはほんとに自分勝手な〜、いつも俺が俺がって。
 人のためとかそういう考えが全然ないよな〜〜」
って言われてるんだけど………じつは一番
人のため(花のため)に働いているという。

 

このおかしな現象は
「その世界によって価値観が違う」というところに
原因があると思うのですけど
例えば
ミツバチ界では「謙虚」とか「禁欲」とかが
良いことだと言われていても
ミツバチ界から一歩出て
もっと大きい世界で見れば
「謙虚」とか「禁欲」とかは
良くなかったりするのですね。
それは結局
花粉をあんまり運ばないので
「ぐうたら」とか「怠け者」とかそういう風にもなりえるのです。

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このあたりが
ぼくは面白いな〜と思うのですけど
じつはあんまり面白がってちゃいけなくって
今の話からいろんなことを考えていくと
じゃあ人間界で「×」とされてるいろんなことも
外の世界では「○」になるの?
戦争とか犯罪とかも
外の世界では良いことになるの?とか
そういう話になっちゃうわけです。
だから結構怖いというか、繊細な話だったりするのですね。

 

ということで
このままだと、ちょっと怖い話なんですが
『ミツバチ理論』にはもう少し続きがあって
でもあんまり長くなると
前回みたいにクチャクチャになるので
今回はここで終わりです。

 
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  「とまと」の編集後記
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変なところで切ってしまって、なんか後味悪いですね。
「ですね」って他人事みたいですけど。すいません。
でもどこで切っても中途半端だし
1つにするとゴチャゴチャするし……ってことで
強引に切ってみました。

 

これを喫茶店で書いてるときに
となりにいた女の子たちが「占い」の話をしてて
「わたしの前世、王様やって〜!」
「わたしも王様って言われた〜!」
って、はしゃいでました。

2人とも「前世が王様」って
一体どんな確率やねん、と思いながら
ぼくも前世めちゃめちゃ知りたくなりました。
あ〜〜、前世が知りたい。

 
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  次回のテーマ
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次回のテーマは、『戦争』です。
テーマはひょっとしたら変わるかもしれませんが
相変わらず気ままに空想する予定です。
 
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2004/07/30 配信
【3】 『神の領域』【5】 『戦争』(1)
 
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